バッグ(鞄)の歴史について

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バッグ(鞄)の歴史について

生活に無くてはならないアイテムはたくさんありますが、その中のひとつがバッグ(鞄)ですね。
通勤に、通学に、プライベートに、出かける際に必要な荷物の持ち運びができる欠かすことのできないものです。
日常生活で当たり前のように使用しているバッグ(鞄)ですが、いつからあるかご存知ですか?

バッグ(鞄)の原点は紀元前9世紀頃です

現在のイラクで発見された浮き彫りに、左手に小さな袋のようなものを持っている人が描かれているものがあります。
6~15世紀の中世の時代になると、オモニエールというポシェットそっくりのバッグ(鞄)が登場します。
ポシェットというのはフランス語で「ポケット」という意味ですが、中世の頃は紐がついていて腰のベルトにつるしていました。
オモニエールは主にお金を入れるお財布に近い用途で使われており、当時の貴族や婦人に愛用されていました。

15~16世紀のルネッサン期に入ると、男性の服にはポケットがつくようになったため、男性はバッグ(鞄)を持ち歩かなくなりました。
フランス革命以降、女性はこれまでのゴージャスな服装から簡単なドレス姿になったので、手に持つインディスペンサブルと呼ばれるハンドバッグを持つようになります。
インディスペンサブルの名前は、「欠くことのできないもの」を意味します。

そして、日本にバッグ(鞄)がやってきたのは文明開化の頃です。
明治6年に、大阪の御用商人の山城屋和助がフランスからバッグ(鞄)を持ち帰り、これを模倣して作らせたのがバッグ(鞄)の始まりという説や、明治初期に来日していた外国人がバッグ(鞄)の修理を依頼し、後にそれを真似て作ったのがバッグ(鞄)の始まりという説など諸説あります。

21世紀になった今では、誰もが当たり前のようにバッグ(鞄)を持つ時代になりました。
大切な恋人や家族への贈り物としても定番で、思い入れのあるバッグ(鞄)を持っているという方も多いのではないのでしょうか。
バッグ(鞄)も長らく使用していくと修理が必要になってくることもでてきます。
当店では靴修理のほかに、バッグ(鞄)修理にも対応しております。

大切なバッグ(鞄)の修理を検討されている方は、お気軽に当店までお問い合わせください。