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Section 07
紳士靴の選び方
ここでは紳士靴の選び方をご案内したいと思います。
まずはお仕事で履かれるか、お休みの日に履かれるか、もしくはON・OFF兼用で履かれるものか、はたまたフォーマル用なのか、などの目的別に選びます。
デザインで申しますと、お仕事用では1足目は内羽根のストレートチップか、外羽根のプレーントゥがおすすめです。まずはブラックで。
2足目、3足目ではスーツの色とのバランスを考えながらブラウンはいかがでしょうか。濃いめのダークブラウンがベターです。
また上記2足以外のデザインでは、メダリオン(穴飾り)を配したタイプもあり、メダリオンがつま先だけに入ったデザインとか、靴全体にあしらったタイプとか、ブランドによってバリエーションは様々です。
そして、脱ぎ履きする機会が多い場合は、ヒモ無しタイプをおすすめします。
例えば、甲をベルトでおさえるモンクストラップ、甲や履き口の両側にゴムを配したセンターエラスティックや、サイドエラスティックといったスリッポンシューズです。
ON・OFF兼用で履きたい場合は、外羽根シューズがおすすめです。外羽根タイプは内羽に比べると、少しリラックスした印象を持ち、カジュアルなスタイルにも違和感がありません。
甲からつま先にかけてU字の切り返しがあるUチップや鳥の羽根のイメージからデザインされたウィングチップなどがあり、また、元はポロ競技の靴が起源のチャッカブーツも人気です。- お休みの日の靴もぜひ革靴を履いていただきたいものです
今では革靴もたくさんのデザインのものが売られており、色や素材も多種多様です。スニーカーも革製のものが増えてきました。ぜひ自分好みの革靴を探してみてください。
フォーマル用では、内羽根・外羽根のプレーントゥと、内羽根のストレートチップが基本です。色は黒が原則です。
紳士の嗜みとして、ドレスコードはしっかりと学んでおきたいものです。- アウトソールの素材についても考えてみましょう
アウトソールは大きく分けて、革底か、合成底かに分けられます。
合成底の中にも種類があり、天然ゴム、合成ゴム、スポンジ、ウレタン素材など、素材の配合比率なども含めると多種多様です。
お仕事で、外回りで歩くことが多い場合は耐久性の優れた合成ゴム素材がおすすめです。
ただ、履き心地や、足馴染みの良さではやはり革底がおすすめです。
ゴム底に比べると耐久性では劣りますが、通気性にも富み、見た目の高級感は1番です。
また、とにかく軽くという方にはスポンジ底が良いでしょう。
ゴムを発砲した素材で、軽く、クッション性もあり、軽快な履き心地です。また革靴には様々な製法があり、当店ではハンドソーンウェルテッド製法(九分仕立て)、マッケイ製法、そして、セメンテッド製法と3種類の製法で靴を作っております。
ハンドソーンウェルテッド製法は、昔ながらの手縫いの製法で、靴の製法の中では最高峰に位置するものです。
接着剤などの合成のものを最小限に抑え、天然素材を贅沢に使用し作り上げます。
パンチャでの主力の製法で、特別のご指定がない限り、当店ではハンドソーンウェルテッド製法で靴を作っております。
マッケイ製法はアッパーと中底とアウトソールをダイレクトに縫うため、ハンドソーンウェルテッド製法に比べ、それぞれの素材に、より多くの負担がかかり、耐久性では負けますが、コバを狭くすることができるということと、アウトソールを薄くできるという利点があり、よりスマートに、華奢に見せることができます。
セメンテッド製法は、レディスにおいてパンプスなどを作る場合に、また紳士靴では特に軽くしたいとのご要望がある場合に活用します。パンチャでは、お好みのデザイン、素材、色でオーダーすることもできます。
世界であなただけのオリジナルシューズをお作りいただけます。