日本の靴の歴史

Section 05

日本の靴の歴史

近年、インターネットが急速に進み、以前から比べると世界中の商品を簡単に見つけることができるようになりました。
また、海外のブランドがこぞって日本に進出してきて、実際の商品を手にとって見ることもできるようになりました。

革製品も今では世界中のブランドのものが日本で手に入れることができます。革製品といって、まず思いつくのはやはり靴ではないでしょうか。
靴は、足を暑さ、寒さ、そして地面との摩擦、衝撃から保護してくれます。また、現代においてはファッションアイテムとして足を美しく見せるためにも、靴はわたしたちにとって欠かすことはできません。
では、私たち日本人が草履から現代の洋式の靴に履き替えていった歴史について、みなさんはご存知でしょうか?

その歴史は幕末期まで遡ります

幕末期は江戸幕府の権力が弱まり、少しずつ鎖国の実行力も薄れてきました。
その流れで外国との非公式な交易が各所で行われ、西欧の文化が少しずつ日本に入ってくるようになりました。
日本で初めて洋式の革靴を履いていた人物は、坂本竜馬だといわれています。
教科書でもお馴染みの竜馬の写真に写っているのも、実は革靴です。


鎖国制度が撤廃された明治維新以降ですが、まだ一部の人々を除いては靴を履く習慣は一般化しませんでした。
1870年、明治3年の3月15日に、東京築地に初めて近代的な靴の工場が誕生し、国内で靴の製造が始まりました。
その後、明治40年に三越呉服店がデパートで初めての靴売り場を設け、紳士靴・婦人靴・子ども靴が販売されるようになりました。

戦後、日本は高度経済成長とともに、ファッションにおいても、より一層の欧米化が進み、革靴も日本中に普及し始めます。
1960年代にかけてライフスタイルの欧米化にともない、革靴も日本人にとってもようやく一般化してきました。
現在では、ライフスタイル、またファッションアイテムとして革靴は日本人にとって無くてはならないものとしてみなさんに愛用されています。

現代日本人にとって、無くてはならない靴ですが、革靴もこだわり派が多いアイテムのひとつですね。
パンチャでは熟練の職人によるオーダーメイドでこだわりの靴をお作りいたします。
革靴のオーダーメイドをご検討中の方はぜひ当店をご利用ください。