紳士靴の種類

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紳士靴の種類

革靴は、ビジネス、フォーマル、またカジュアルと、幅広い用途で活躍してくれます。
革靴は、ビジネスに適したデザインや、カジュアル向けのデザインなど、靴の種類によってフォーマルの度合いが異なります。
最もフォーマルな順から紹介していきましょう。

1.オペラパンプス

その名の通り、元はオペラ鑑賞や舞踊会で履かれていた最もフォーマルなシューズで、夜の正礼装として燕尾服に合わせます。
素材はエナメルが使われますが、これは女性のドレスの裾や靴を、靴クリームをつけて汚れてしまわないための配慮だといわれています。
今の日本ではなかなか履く機会はありませんが、ひょっとしたらご自分の結婚式で履く機会があるかもしれませんね。

2.プレーントゥオックスフォード

内羽根式のプレーントゥで特にエナメルのプレーントゥは昼の正礼装として、モーニングなどに合わせます。スムースレザーであればタキシードなどに合わせます。
オペラパンプス同様フォーマル向けの靴です。

3.キャップトゥオックスフォード

つま先に横一文字の切り返しが入っているため、ストレートチップともいいます。ビジネスにおいての大定番靴ですが、黒なら略礼装のフォーマルでも合わせることができます。
ビジネスから冠婚葬祭まで幅広く対応できる、1足は必ず持っていたい靴です。

4.プレーントゥダービー

外羽根のプレーントゥ。内羽根式と比べるとカジュアルにも履ける汎用性があります。
黒であれば冠婚葬祭にも対応でき、茶色であればジーンズとも相性が良いです。ハトメが5穴、2穴、3穴など、バリュエーションがあり、活用度が高い、オールマイティな定番靴です。

5.フルブローグ

別名ウィングチップとも呼びます。
もともと英国のカントリースタイルから登場したデザインで、本来はカジュアルシーンで履くシューズでしたが、現在ではビジネスシューズとしても履かれることが多くなってきました。

6.モンクストラップ

バックルとベルトストラップで甲を締めるシューズです。
モンクとは「修道士」のことで、修道士が履いていた靴が起源とされています。
ひも無しのビジネスシューズとして人気が高いデザインです。

その他にもストレートチップにメダリオン(穴飾り)を施したセミブローグやUチップ、またひも無しタイプのスリッポンなどもあります。